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●パータリプトラ

アジア インド AD 

 インド東部ビハール州の首都パトナの古代における名称である。前6〜前3世紀,北インドにマガタ王国が栄え,その首都であった。とくにアショカ王の時代は繁栄の極に達し,全インドの中心となった。今日でもアショカ王時代の宮殿址が発掘され,多くの列柱をもった,豪華な宮殿の姿がしのばれる。当時はこのパータリプトラから東はガンジス川に沿って,ベンガル湾口のタムラリプティへ,西は陸路カイバル峠をへてペルシアへ,南はアンドラから現在のネロール(マドラス近傍)までその版図となり,また通商があった。今日のパトナはビハール州の首都にすぎないが,歴史的には最も古くから継続した都市である。