●バタヴィア
アジア インドネシア共和国 AD
インドネシア共和国の首都ジャカルタの旧名。ジャワ島の西部チウリン川の河口に位置する。1619年からオランダ総督所在地で,オランダの東インド会社の投資により商館の建設がなされ,ジャワ島の政治・経済・文化の中心として発展した。16世紀初頭にはスンダ,カラパと呼ばれ貿易港として栄えたが,1527年ころバンタン王国に征服され,ジャカルタ(勝利の町の意)に改められた。次いで1619年,すでに進出していたポルトガルの勢力をオランダの総督クーンが追い払い,新しい町と城を築いた。以来バタヴィアと呼び,300年余にわたって東洋貿易の基地として繁栄し,東インド地域オランダ領の中心となった。19世紀にはジャワ島全体がオランダ最大の植民地となり統治される。1945年,インドネシア共和国の独立とともに,再びジャカルタの名称に戻る。バタヴィアの由来は,古代ゲルマン人の一部族バタヴィ人からの流れともみられる。