●パーソンズ
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1902
1902〜79 第二次世界大戦後の社会学の動向を主導したアメリカの社会学者。大学で生物学,経済学を学んだのち,イギリス,ドイツに留学。帰米後ハーバード大学で教鞭をとる。『社会的行為の構造』(1937)において,パレート,デュルケーム,ウェーバーといった異なった知的伝統を背負う諸学説を行為論という観点から総合し,行為の規範的側面を強調した“主意主義的行為論”を提唱。その後,近代経済学,サイバネティクスなどを学び,社会学に一般システム理論を導入すべきことを痛感する。『社会体系論』(1951)では「構造機能主義」の立場に立つ社会システム論を展開し,『経済と社会』(1956)では,行為システム一般を分析するために「AGIL 図式」を構築し,『社会類型』(1966)ではシステム理論を用いて,歴史を整理してみせた。晩年には,AGIL 図式を行為システム以外にまで拡張し,独自の人間論を構想し,“社会学的分析の現代化”に貢献した。