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●橋本雅邦 はしもとがほう

アジア 日本 AD1835 江戸時代

 1835〜1908(天保6〜明治41)日本画家。川越藩の絵師の子として,江戸狩野邸内で生まれた。勝川院狩野雅信に学び,同門の狩野芳崖と竜虎として並び称された。伝統芸術復興の風潮のなか,1882年(明治15),全国絵画共進会に「得宜」を出品。1885年,岡倉天心,フェノロサらの鑑画会に,芳崖とともに参加し,古画の鑑定のみならず,新日本画の創造に努めた。1888年,東京美術学校の初代日本画教授となり,帝室技芸員となるが,1898年に,天心とともに東京美術学校を退職し,日本美術院の創立に参画した。彼の画風は狩野派を基幹としながらも,西洋的な陰影法をとり入れ,後期には琳派の手法をも加えたもので,独特な日本画を生み出した。『白雲紅樹図』『月夜山水図』『竜虎図屏風』『瀟湘八景図』などの代表作があり,狩野派最後の画家であり,近代日本画家のはじめの人である。門下に河合玉堂がいる。