●白雲観 はくうんかん
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中国,道教2大勢力の一つ,全真教の根本道場で,十方叢林である。観とは仏教の寺に相当する語。北京市の旧西便門外約1kmのところにある。白雲観は当初より全真教の勢力下にあったのではなく,その淵源は唐の玄宗の開元年間(713〜741)に創建された,幽州の千秋観にまでさかのぼることができる。のち,748年(天宝7)に,天長観に改められ,遼金の時代には,北方における代表的道観に発展した。全真教との結びつきは,金の大定年間(1161〜89)の末に,王玉陽(真人),丘長春(真人)が世宗に召されて,ここに住したころより始まる。1227年(蒙古太祖22)には長春宮と改称し,丘長春に下賜して居住させた。その没後,後継者となった尹志平は長春宮の東隣に白雲観を建造し,ここを全真教の総本山とした。まもなく全真教には多くの分派ができ,正確には,丘長春を祖師とする龍門派の総本山として,現在も道教復興活動の中心的存在である。