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●萩の乱 はぎのらん

アジア 日本 AD1876 明治時代

 明治新政権指導層の分裂から前原一誠らが山口県萩でおこした士族の反乱。明治維新の改革は急速に士族の特権を奪っていき,斬髪脱刀令から徴兵令にいたる諸改革,次いで秩禄公債による知行取上げは士族の没落に拍車をかけるものであった。士族の中には新政府の改革を支持できず,中央における指導層にも征韓論の政変による断裂作用がおこり,政治情勢は険悪化し,諸々において士族の蜂起が繰り返された。萩の乱は,吉田松陰に学んだ前原一誠が参議をやめて帰藩して1876年(明治9)10月におこした事件で,萩在住の不平士族が中心となっておこした。同志230名余とともに陸軍の造兵廠から武器弾薬を奪って政府軍に対したが官軍の来援の前に敗走,前原は石見でとらえられ斬首,その他自刃する者が多かった。前原らは九州の反政府的機運との共同決起をのぞんだが,連絡不十分なまま壊滅した。