●パガン朝 パガンちょう
AD1044
1044〜1287 ビルマ族による最初の統一国家。イラワジ川の中流左岸に当時の都の跡が現存している。城砦としてのパガンが築かれたのは9世紀中ごろだが,王都として発展したのはパガン朝の実質的創建者アノーヤターの登場後である。1057年に行われたタトンへの遠征により,パガンには上座部仏教とモン文化とがもたらされた。ビルマ語はモン文字で書き表されるようになり,仏教に帰依した歴代国王によっておびただしい数の堂塔伽藍が建立された。完成した仏塔寺院には土地や奴隷が寄進され,国力疲弊の遠因となった。13世紀に入ると元に入貢臣従を要求され,1277年から1287年までのあいだに4回にわたる元の征討を蒙った。王権自体は元への隷属によって存続を認められたが,政治の実権は東部から進出してきたシャン族に握られた。〔参考文献〕大野徹『ビルマの仏塔』世界の聖域10 1980,講談社
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