●歯固め はがため
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餅,栗,大豆,干柿など固いものを食べて歯を丈夫にし,長寿を願う行事。正月・6月などに行うところが多いが,生後100日目の食い初めの儀礼を歯固めと呼ぶところもある。長野県下高井地方では元旦に歯固めの豆・栗・柿を食べてお茶を飲む。新潟県東蒲原地方では勝栗や榧の実を食べたが,のちに会津からハガタメ飴を食べるならわしが入ってきたという。このほか,蕪や大根を食べるところもある。6月1日を氷の朔日といい,正月神棚に供えた鏡餅を水餅にしてとっておいて食べる。この餅をオニノコウベ・オニノホネなどと呼ぶところもあり,これを食べると病気にならない,歯を病まないと伝えている。一方,生児の100日目を佐渡ではハガタメといい,食い初めの祝いをする。100日目に食い初めの祝いをし,生児に新しい膳,椀,箸などを新調するのは全国的な風習である。この祝いの膳に歯が丈夫になるようにと小石をのせ,この石を歯固めとよぶのも,ほぼ全国にわたっている。また,雨だれの落ちるところの石を歯固めに用いると決めているところもあり,小皿に小さな丸石を三つ盛って膳につけ“石のおかず”といっているところもある。これらはいずれも生児の成長を祝うものである。