●ハインリヒ6世 ハインリヒろくせい
ヨーロッパ ヨーロッパ AD1165
1165〜97 中世ドイツ,シュタウフェン朝第3代の国王,神聖ローマ皇帝(在位1190〜97)。フリードリヒ1世(バルバロッサ)の子。父帝の十字軍遠征の留守を守ってドイツを治め,イギリスから帰国したハインリヒ獅子公とヴェルフェン派貴族の動きを牽制した。1186年,シチリア王女コンスタンツァと結婚,1189年,シチリア王が男子を残さず早逝したため,相続権を要求して出兵した。その間父帝は不慮の死をとげたが,獅子公と和解して,1195年にはシチリア全島の征服に成功した。こうしてシチリア王国と帝国は同一君主の下で結合された。彼は,ただちにドイツ,シチリアの世襲帝国化を計画したが,教皇の承認を得られないまま諸侯の反対にあい,挫折した。結局息子フリードリヒ(2世)の王位継承を認めさせたにとどまった。その後,3度目のイタリア遠征を行い,シチリアの反乱も鎮圧したが,ギリシア遠征中メッシナで急死した。32歳であった。地中海帝国への夢がもろくも崩れ去るとともに,彼の早逝はドイツ国内に再び大きな混乱を引き起こすことになった。