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●ハインリヒ4世 ハインリヒよんせい

ヨーロッパ ヨーロッパ AD1050 

 1050〜1106 中世ドイツ,ザリエル朝第3代の国王,神聖ローマ皇帝(在位1056〜1106)。父ハインリヒ3世の死後幼少で即位したため,はじめは母后アグネスの,のちにはブレーメン大司教の摂政をあおいだが,1065年以降親政を執った。しかし,父帝以来の帝権拡張策に不満をもつ諸侯は,新帝の若年に乗じて反抗を強め,1073年,ザクセンを中心に大反乱をおこした。これに対して彼は,ヴォルムス,ケルンなどのライン諸都市の市民の支持を得て,1076年これを平定した。ところが,今度は聖職叙任権をめぐって教皇グレゴリウス7世と対決することになった。皇帝は一度はカノッサで教皇に屈服した(1077)が,やがて国内の反対派諸侯をおさえたのち,ふたたびイタリアに入り,教皇をローマから追放して,1084年,新教皇クレメンス3世から帝冠を受けた。その後はマインツで帝国平和令を発布したり,ライン諸都市と提携するなど一定の成果をあげたが,晩年には長子コンラートや後継者である次子ハインリヒ(5世)に背かれ,波乱のうちに生涯をとじた。