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●ハインリヒ2世 ハインリヒにせい

ヨーロッパ ヨーロッパ AD973 

 973〜1024 中世ドイツ,ザクセン朝最後の国王にして神聖ローマ皇帝(在位1002〜24)。ハインリヒ1世の曽孫。995年,父のあとをついでバイエルン公となり,1002年,オットー3世が子なくして急病死した後,シューヴァーベン公との王位争いに勝って即位した。それは父祖3代にわたるバイエルン大公家の悲願の結実ともいえた。彼は,帝国の有力な教会・修道院を王権に奉仕させるオットー1世以来の帝国教会政策を最も強力に実施した。たとえば,フランケンのグラーフ(伯)たちが反乱を起こしたさいに,フランケン大公領に所属した全グラーフシャフトを没収し,半分をヴェルツブルクの司教座に,残りはマイン川上流に新設したバンベルク司教座に与えてこれを掌握したことは有名である。彼はまた,3度イタリアに遠征したほか,オットー3世以来東方で強大化したポーランドのボレスラフ1世と10年にわたって争い,ついには臣従させた。信仰にも篤く,のち王妃とともにカトリックの聖者に列せられ,聖者王の名を得た。