●ノルマン人 ノルマンじん
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北方人の意。スカンディナヴィア半島からデンマークにかけて居住していた北ゲルマン人が8〜12世紀に諸方に進出したとき,大陸諸島ではこの名で呼んだ。ヴァイキングともいうが,これは本来“戦士”の意で初期の侵略小集団をさす。イングランド東部に進出定着したグループはデーンロウと呼ばれる地帯を形成した。フランス海岸には799年に初めて出現する。フランク帝国の弱体化に伴って内陸に浸透しパリを襲撃(845,857,861)し,ロワール河口・セーヌ河口・マース河口に定着した。セーヌ下流のノルマン人首長ロロ(改名してロベール)はノルマンディ公に封じられる(911)。地中海に進入したグループはアプリア公(1059),ついで両シチリア王(1130)となり,ビザンティン帝国をも攻めて独自の文化を形成した。バルト海を東進したグループはノヴゴロドに公国を建てた(862)。アイスランドを経由して北アメリカ東岸に達した者たちもいる。