●野口英世 のぐちひでよ
アジア 日本 AD1876 明治時代
1876〜1928(明治9〜昭和3)医学者・細菌学者。福島県の寒村に貧農の子として生まれる。上京して私塾済生学舎に学び,苦学し医術開業試験に合格。基礎医学を志し伝染病研究所に入る。1900年渡米。フレクスナー(Flexner, 1863〜1946)のもとで細菌学研究に進む。ヨーロッパ留学ののち,1904年から新設のロックフェラー研究所研究員となり,終生ここで活躍した。蛇毒の研究をかわきりに多岐にわたる研究業績をあげた。とくに著名なのは梅毒病原体の研究である。この病原体スピロヘータ=パリダは純粋培養が困難であったがその分離に成功し,これが脊髄癆や麻痺性痴呆の原因となっていることを明らかにした。精神病理学の分野でこれは高く評価された。これらの業績に対し,1915年帝国学士院恩賜賞を受けた。そのほか,トラホーム・痘瘡・狂犬病など可視困難な病原体の研究に専念したが,晩年は黄熱病にとりくみ,不幸にも感染してアフリカで病没した。
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