●念仏講 ねんぶつこう
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念仏を唱える講(会合・結社)のことで,浄土系寺院の法要にもあるが,在家の人々が村で行う念仏をさす場合が多い。葬儀の際のものが,多く共通するが,年中行事や安産祈願の際など,多くの民俗行事に介在している。葬式時の念仏講は枕教としてお通夜に行われたり,野辺送りについてきた参列者によって埋葬時に唱えられたり,葬儀終了後行われたりする場合がある。いずれも僧の読経とは別に行われる。また初七日,四十九日などの忌日に,盆・彼岸などの仏教行事の日にも唱えられる。毎月決まった日に集まって唱えられる念仏は「月並み」と称され,地蔵・観音・不動などを祭る仏の縁日に行われることが多いようである。ほかに虫送りや風送り・疫病除け・雨乞いにも唱えられる。これらの念仏講は村落内においては老人講の役割を果たしているところが多く,念仏の宗教的意味もさることながら,老人たちの娯楽の場でもあったわけである。