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●年功序列型賃金 ねんこうじょれつがたちんぎん

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 企業における労働者の賃金で,勤続年数の増加とともにほぼ自動的に定期昇給などにより増額してゆく性質のもの。職種別賃金・熟練度別賃金が中心的である欧米諸国に対して,わが国では年功序列型賃金が一般的である。この賃金制度は,企業にとっては労働力の定着化に機能を発揮することなどから,また労働者にとっては,年齢の上昇とともに必要経費が増加する傾向にあることなどから望ましいものと考えられている。わが国の戦後の経済成長は,終身雇用制度と企業別組合と,この年功序列型賃金制度とによる安定した労働環境に大きく依存したものであるとの指摘がなされることがある。しかしながら年功序列型賃金制度は,比較的若年労働力が供給過剰気味であり,勤続年数に応じて業務能率も上昇するような状況のもとでは合理的な制度であるが,近年の若年労働者の賃金が上昇し,かつ定年延長による高年齢の労働人口が増加する傾向のもとでは,制度の見直し・修正が迫られることとなるであろう。