●年号 ねんごう
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年につける称号で中国で漢の武帝時代に始められた。秦の統一以前には,天子・諸侯は即位の翌年を元年とし以後を2年,3年と数え領内にこれを用いさせた。武帝の最初の年号は「建元」(前140)で,以後6年ごとに元光・元朔・元狩・元鼎と改めた。ただし実際に初めて年号を建てたのは,前114年(元鼎3)に宝鼎が発掘されたときである。これを天の下した祥瑞とし,それにちなんだのである。前記の年号はみな後から追号したものである。いったん年号を建てると便利で万世不易の良法とされ,中国では清朝まで歴朝用いられ,周辺諸国もそれぞれの年号をたてた。日本では孝徳天皇即位の元年(645)に,「大化」という年号をたてた。年数を改めて元年から数えなおすのが改元であり,それは年号を用いない前から行われていたが,年号ができてから後は年号を改めることが即改元となった。中国では明清時代に,日本では明治以来一世一元となった。現在一世一元制のもとに年号を用いているのは日本だけである。