●年期契約移民 ねんきけいやくいみん
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
17〜18世紀において,ヨーロッパからアメリカヘ移住した際,その渡航費を支出してもらう代償として,一定期間労働して生業に服するという契約で移民したものをいう。北アメリカのイギリスの植民地は労働力不足になやんでいたので,ヨーロッパの過剰人口の吸収策のために立案された移民受け入れの一方法である。ヨーロッパ大陸の社会的貧窮者救済の目的をもっていた。渡航後,農業労働者となり,年期満了後,一定の土地と農具を手に入れて自営農となるものが多かった。黒人奴隷がアフリカから大量に入るにいたって,その数は減少し,アメリカ独立のころにはなくなっている。しかしアメリカ移民の人口の実数は,このような人々の子孫が多かった。このような形での移民は他の国にもみられるが,アメリカ移民ほど有名でない。