●ネルヴァ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD30 ローマ帝政
30〜98(在位96〜98)ローマの皇帝。ローマ帝政史において五賢帝と称された一人。ネルヴァが即位する以前ほぼ100年は,共和制から元首制への揺藍期で,皇帝が元老院との調和を欠いたり,暴君ネロの非道や,ローマ市以外に皇帝が名乗りをあげる「四皇帝の時期」など,政治が荒廃した恐怖時代であった。ネルヴァは,71年と90年にコンスルの経験を2度,温和な人柄に加えて家柄もよいことから元老院に推されて,66歳の高齢で即位した。ネルヴァは元老院と協調,前代の恐怖政治を改め,追放者や没収財産を解放したが,軍事的経験に乏しく近衛兵の統御ができなかった。そこで軍事の才能に秀でたトラヤヌスを養子かつ共同統治者・後継者として選び,以後有能な人物を元首とする後継者選びの規範となし,ネルヴァにつながる五賢帝を輩出させた。トラヤヌス・ハドリアヌス・アントニヌス=ピウス・マルクス=アウレリウスで180年までつづく。
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