●ねぶた
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旧歴7月7日の夏秋の交の邪霊払いの意味をもつ,「睡魔」の意で,タナバタ(七夕)行事を奥羽とくに弘前・青森地方ではネブタナガシ・ネンブリナガシなどといって,飾人形をつくって邪霊を流し送るヨリシロ(依代)であった。そのためか「眠た流し」という。九州ではこれと似た行事を鬼火と呼んでいるが,これは正月7日に行っている。この行事は江戸時代より行われており,旧盆の16日にキュウリやナスで馬をつくり,それに仏様の荷物を背負わせて,寺からもらってきた仏様(お札)をそれに結びつけて,村中同じ所に置いて,そこで夜盛んに火をたいて,たいこをたたいて仏を送る。これをネブリ流し・ネブタ流しといっている。この行列は盛大なもので,数日前から飾り物をつくって町中を練り歩き,坂上田村麻呂の蝦夷征伐のとき,敵をおびき出し,討ったともいう伝説と結びついているが,真偽のほどは不明である。盆の灯籠流しの変型と考えるのが一番適当な解釈と考える。
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