●糠福米福 ぬかふくこめふく
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広く日本各地に分布する昔話の一つ。継子が継母にいじめられながらも,最後には幸福になるという継子話の一つ。糠福と米福という姉妹がいる。糠福は先妻の子,米福は現在の後妻の子。継母は糠福には底の抜けた袋,米福には新しい袋をもたせて,山に栗などを拾いに行かせる。米福は袋をいっぱいにして帰るが,糠福は拾っても袋から落ちてしまい,夜になっても家に帰れない。糠福は山のなかで山姥(あるいは亡母の霊)に会って,新しい袋と着物をもらって家に帰る。そのうち祭りがあり,糠福はもらった着物を着てこっそり祭りに行き,長者の息子などに見染められて嫁に行く。姉妹の名前をはじめ,類話によって,かなり変異が多いが,ヨーロッパのいわゆる「シンデレラ」型の昔話と類似する点が多く,昔話の世界的分布を示す例として,古くから注目されて来た話型(わけい)である。糠福米福の福については,袋が変化したものではないかとされている。