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●ヌイイー条約 ヌイイーじょうやく

ヨーロッパ ブルガリア共和国 AD 

 第一次世界大戦の結果連合国側と敗戦国ブルガリアのあいだで調印された講和条約。1919年11月27日パリ郊外ヌイイー=シュル=セーヌで調印されたことからこの名がつけられた。この条約によりブルガリアはギリシアに対して1912年〜13年のバルカン戦争でトルコから得た西トラキア地方を割譲してエーゲ海への出口を失い,新興国ユーゴスラヴィアに対しては西部国境地域を割譲し,ルーマニアに対しては大戦末期のブカレスト条約で獲得したドブルジアを返還し,さらに自国の民族的宿望であったマケドニアさえギリシアとユーゴスラビアに分割譲渡を余儀なくされた。そのほか徴兵制禁止などの軍備制限条項,37年間に4億5000万ドルの賠償金支払い条項などが定められている。しかしこの賠償額は条約によってアルバニアにつぐバルカンの小国となったブルガリアにとって過大な負担となったので,たびたびの交渉により1930年には8,400万ドルへと減額するのに成功した。