●寧波 ニンポー
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中国,浙江省東部の都市。甬江と余姚江の合流点にあり,蕭甬鉄道の終点でもある。秦の時代は曾稽郡に属した。唐の時代に,南西の四明山の名をとり明州として新設され,今日の基礎が固まった。宋代には慶元府,元代には慶元路,明・清代に入って寧波府の治所となった。古来,貿易港として知られ,宋代に入ると南海貿易も行われ,市舶司が置かれた。わが国からも,唐代の遣唐使船を初めとして,明代の勘合貿易の船など多くの船が入港しており,日中交流史の上にも重要な港である。それだけに倭寇の猖獗(しょうけつ)した時代には攻撃目標となり,一方で防衛基地ともなった。清末1840年(道光20)のアヘン戦争によってイギリス海軍に占領され,南京条約によって開港したが,上海の発展に伴って衰退していった。しかし,寧波人自体は上海に進出して浙江財閥の主流をなしていた。近年,綿紡織業・食品工業が行われるほか,近海水産物の市場として栄えている。市内の天一閣,近郊の天童寺・阿育王寺・保国寺は有名である。
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