●ニューロン説 ニューロンせつ
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大脳皮質にある140億の神経細胞(ニューロン)の一つ一つは,樹状突起と,軸索の二つの突起と,核の存在する細胞体からなることは,1891年に発見された。この神経細胞同士は,直接つながっておらず,信号の送信部である軸索の先端が,受信部である樹状突起や,細胞体に付着しシナプス構造をつくって機能的に連結しているにすぎないというニューロン説が,スペインの生理学者 S.R.カハールによって唱えられた。このニューロン説は,カハールが使用した神経細胞の染色法を考案したイタリアの C. コルジの唱える網状説,すなわち,神経細胞の連続説と激しく対立した。この二人は1906年,同時にノーベル賞を受賞したが,当時でも,両者は相手を認めていなかった。しかし,電子顕微鏡の発明によって,シナプスにはシナプス間隙と呼ばれる隙き間があり,ここでは,神経伝達が化学物質によって行われているということが発見され,ニューロン説が支持された。