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●日本郵船会社 にほんゆうせんがいしゃ

アジア 日本 AD 

 1885(明治18)に設立された日本の代表的な海運会社。明治政府は大隈重信らが中心となり,三菱会社に手厚い保護を加えて海運業の発展をはかったが,明治14年の政変で大隈が失脚したのち,政策を転換,1882年半官半民で共同運輸会社を設立して,三菱会社の独占を打破しようとした。その結果,両者の激烈な闘いのため共倒れの危険がでてきたため,政治的妥協を成立させて両社を合併して日本郵船を設立した。その後,会社は政府の補助と保護もあってもち直し,とくに遠洋航路の開発につとめ,1893年,日本最初の遠洋定期航路としてインドのボンベイへの航路を開発,1896年,ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア航路を開いて発展するにいたった。そして世界的海運会社となり,第一次世界大戦で大発展を遂げたが,第二次世界大戦では打撃を受けた。しかし,戦後,新船の建造につとめ,講和後,主要航路を回復,一流会社の面目を保っている。