●日本民族学会 にほんみんぞくがっかい
アジア 日本 AD
1934年(昭和9)に白鳥庫吉を理事長として創設された。『日本民族学会設立趣意書』によれば,形質人類学や人種学と異なるものとして自らを意義づけ,人類文化の発生発展の総合的研究に向け,政治・経済・法律・宗教・言語など他民族の生活文化の徹底的研究を行うこととされた。また日本国内の文化を研究する柳田国男らの民俗学とも一線を画すことになった。これにより,雑誌「民族」やその廃刊後に創刊された「民俗学」を通しての民俗学・民族学の分離がはっきりした。1942年には「財団法人民族学協会」として発展的に解消されたが,その後,学会的性格と研究機関的性格の両面を併せもっていたため,1964年に「日本民族学会」と「財団法人民族学振興会」に分離され,前者が学会としての機能を果たすことになった。1935年以来,機関誌として「民族学研究」が発刊され,社会人類学・文化人類学の中心的学会となっている。所在地は東京都保谷市東町3の1の17である。