●日本中国友好協会 にほんちゅうごくゆうこうきょうかい
アジア 日本 AD1950 昭和
新中国の誕生後間もなく,1949年(昭和24)10月,東京で文化・政治・経済の代表者が集って,日本中国友好協会準備会が開かれた。明けて1950年1月には発起人総会が開かれ,反中国デマのなかで正しい中国を紹介し,協会創立への活動が始まった。こうして全国各地に組織もできあがり,この年の10月,正式に協会が結成された。協会は誤った中国観を是正し,日・中両国の相互理解と友好につとめ,日中貿易の促進をはかった。朝鮮戦争,そして歴代政府の圧迫があったが,協会は粘り強い活動をつづけた。その結果,中国側の協力を得て,日中の交流は発展し,1954年に,文化学術代表団・国会議員代表団が初めて中国を訪れ,中国からも郭沫若氏を団長とする学術視察団を招くことができた(1955)。中国にも中日友好協会が結成された(1962)。しかし協会の活動を混乱させたのは日本共産党の反中国攻勢であった。1966年共産党は内部で妨害,破壊を開始した。このため協会は一時混乱したが,真に友好を願う人々を結集して共産党を排除し,いっそう強力な組織となった。1971年中国は国連に加盟し,田中首相の訪中によって国交は正常化し,1978年には平和友好条約も締結された。友好協会はこの間つねに国民を結集して,友好運動の中心として活動してきたが,全国に地方組織をもつ唯一の団体として日中友好とアジアと世界の平和のため,今後いっそうの活動が期待されている。