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●日本後紀 にほんこうき

アジア 日本 AD 

 日本古代の歴史書の一つ。『続日本紀』の後を受け,792年(延暦11)より833年(天長10)までを編年体で記す。六国史の第3番目に位置する。本来40巻構成であったが,応仁の乱によって散逸したものと思われ,現在するものは10巻のみ。『類聚国史』には,その序文が収録されており,それによれば,819年(弘仁10),嵯峨天皇の命により藤原朝臣冬嗣(ふじわらのあそんふゆつぐ)らが編さんを開始,曲折をへたのち,最終的には840年(承知7),藤原朝臣緒嗣(ふじわらのあそんおつぐ)らが完成させたという。記載内容のなかには,桓武天皇の崩御や薬子の変などが含まれ,また人物の批評文には特色がある。現存写本では,16世紀前半の成立にかかる天理図書館所蔵三条西家本10巻が最古のもの。散逸した部分を集成する作業は,江戸時代より始まり鴨祐之(かものひろゆき)編『日本逸史』はその最初のものである。