●日米修好通商条約 にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく
アジア 日本 AD1858 江戸時代
安政五カ国条約の一つで,貿易の自由を認め本格的開国に踏み切った最初の条約。1858年(安政5)6月19日,駐日総領事兼外交代表のハリスと,下田奉行井上清直・目付岩瀬忠震との間で調印された。主な内容は,[1]公使・領事の交換,[2]神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港場の増置および開港期日,[3]開港場における居留・借地・建造物購入の許可,[4]江戸・大坂の開市,[5]両国人民の直接自由なる貿易,[6]内外貨幣の同種同量による通用,[7]税率の協定,[8]領事裁判権の設定,[9]アメリカ人の遊歩区域,[10]アメリカ人の信教の自由,などでこれらを含む14条,ほかに貿易章程7則が取り決められた。また同じ内容の条約をオランダ・イギリス・ロシア・フランスと結んだが,いわゆる不平等条約(片務的な領事裁判権・協定税率・最恵国条款)と呼ばれ,これは条約勅許問題や安政の大獄などを惹き起こした後,1899年(明治32)の条約改正まで存続した。