●日英通商航海条約 にちえいつうしょうこうかいじょうやく
アジア 日本 AD
明治政府が明治の初めから取り組んでいた各国との条約改正交渉の結果,ようやく達成できた最初の改正条約。日清戦争の始まる直前の1894年(明治27)7月16日,駐英公使青木周蔵とイギリス外相キンバーレーによって調印された。当時の外相陸奥宗光の名をとり陸奥条約とも呼ばれる。1858年(安政5)江戸で調印された安政の五カ国条約の不平等性が打破され,領事裁判権は撤廃され各国もこれに準じた。しかし,イギリスからの輸入品の約70パーセントは協定税率の束縛を受け,日本が法権の回復とならんで希望した関税自主権は達成できなかった。1899年(明治32)実施され12年間有効であった。1911年(明治44)廃棄され,小村寿太郎外相による新条約に引き継がれた。