●二大政党制 にだいせいとうせい
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諸政党のうち,とくに二つの政党が大きな勢力を有し,交代で政権を担当する政治運営の形式をいう。議会政治の国で,早くから二大政党制が発達したのはイギリスである。17世紀以降,いわゆるトーリー(保守党)とホイッグ(自由党)の両派が成長し,18世紀後半に議院内閣制の慣行化とともに二大政党制が確立され,第一次世界大戦後は保守党と労働党に引き継がれた。アメリカでも,大統領制のもとで民主党と共和党が交代で政権を担当している。日本では1927〜1932年立憲政友会と立憲民政党の二大政党により政権が担当されたが,その後,軍部の台頭で二大政党制は定着しなかった。第二次世界大戦後は政党政治が復活し,1955年(昭和30)社会党の統一と自由民主党の成立により二大政党制形成への期待がかけられたが,その後,総選挙ごとに自由民主党が第一党を独占し続け,野党側の多極化と相まって二大政党制は実現していない。二大政党制の特色は,国民にとって政府を選択するのが容易なこと,両党の政策上の差がそれほど大きくならず政策の連続性が得られること,したがって政治的安定を保持しやすいことなどである。