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●二十八宿 にじゅうはっしゅく

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 天体の位置観測のために使われた28の星座。宿と呼ばれるのは,日が毎日その一つに宿ると考えられたからであり,27・32日で天空を一周する月の位置を星と結びつけて示すために,だいたい赤道に沿ったところから28の星座が選ばれたと考えられる。これらの星座おのおのの中から,西端にある比較的明るい星を距星(標準星)としてその宿の始まりとし,ある宿の距星から次の宿の距星までの赤経差をその宿の広度とした。二十八宿それぞれの名称は次の通りである。東方宿(角・亢・テイ※注1※・房・心・尾・箕)・北方宿(斗・牛・女・虚・危・室・壁)・西方宿(奎・婁・胃・昂・軍・觜・参)・南方宿(井・鬼・柳・星・張・翼・軫)。これら二十八宿のうちいくつかの宿はすでに『詩経』『書経』の中にも見えており,季節を知る目標とされていたが,二十八宿が成立したのは戦国時代末期のことと考えられている。

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