●二十二史剳記 にじゅうにしさっき
アジア 中華人民共和国 AD
中国歴代の正史である『史記』から『明史』までの,問題点を選んで箇条書きにし論評したもの。清の趙翼(ちょうよく)の代表的な著書。36巻。1795年(乾隆60)の自序によれば,家に蔵書が少ないが多くの書より精をとった正史のみを研究したとある。センタイキン※注1※の『二十二史考異』王鳴盛の『十七史商カク※注2※』とともに考証史学の名著とされている。清代の歴史学はそれ以前に比べて考証学の科学的発展が見られるが,本書は各史の編述の次第・体裁・記事の正誤・政治の得失など各時代の問題点を約500項目にわたって論述している。
![]()