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●二十三夜待 にじゅうさんやまち

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 二十三夜の月の出を待ち拝むために,同信の者が参集して祭神の前で勤行をし飲食を共にするものである。二十三夜講・三夜待などとも言う。行う月は定期的に行う所では毎月正・5・9・11月などに行う。二十三夜待は月待のなかでも最も一般的なものである。また特徴は男性の参加も多少あるものの,その多くが女性の参加であることである。記念に造立された二十三夜塔は全国各地に見られ,とくに近世中期以降に造立されたものが多い。三夜待で掲げる掛け軸としては勢至菩薩・阿弥陀三尊・月光菩薩などがある。このほか二十三夜待のときには精進潔斎をするという伝承も各地にあり,古く月の下弦のころにお籠りをして神を迎える行事が基盤にあって成立してきたものであろう。

〔参考文献〕柳田國男「二十三夜塔」『定本柳田國男集13巻』筑摩書房