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●西村真次 にしむらしんじ

アジア 日本 AD1879 明治時代

 1879〜1943(明治12〜昭和18)歴史学者。文学博士。号は酔夢,三重県伊勢市の出身。西村久三の長子。1905年(明治38)早稲田大学の国漢学科および英文学科卒業。1918年(大正7)早稲田大学史学科に務め,1928年(昭和3)文学部史学科教務主任となり,早稲田大学史学科の基礎をつくった。そのほか,動物学・人類学・考古学に通じ,また日本船舶の構造や操縦についても優れた才能をもち,船舶史・船の歴史の分野も開いた。そのため文化史学に新生面を開いて生活文化史学の先駆となる。著書には『神話学概論』『日本古代社会』『日本古代経済』『古代船舶』『世界文化史』『日本文化史概論』『人類学概論』がある。さらに「深川史」の研究ではその情緒を明らかにするなど,学術的研究でも新生面を開いた。王辰の乱を初めて取り上げるなど革新的な歴史学者でもあった。弟子に洞富雄・京口元吉・水野祐・西村朝日太郎らがいる。