●西フランク王国 にしフランクおうこく
AD843
843〜987 ヴェルダン条約(843)・メルセン条約(870)により成立。フランスの前身。カール大帝の後継者ルートヴィヒ敬虔王の死後子供たちの間で紛争が続き,843年ヴェルダン条約でフランク帝国の三分割が行われる。末子カール2世(禿頭王)はネウストリア・アキテーヌを中心に帝国の西部(西フランク)を得て西フランク王国が成立。870年メルセン条約によりライン左岸を得る。885年東フランク王カール3世が西フランク王も兼ねたが,ノルマンの侵攻に対処できず廃位される。国内の実権は台頭してきた貴族勢力に移り国内は分裂状態となる(封建的アナーキー)。887年パリ伯ウードが有力貴族たちによって国王に選ばれる。898年カロリング家のシャルル3世(単純王)が王位につくが,セーヌ下流にノルマンディ公国が成立。ルイ5世の死によりカロリング朝が断絶,987年ユーグ=カペーが王に選出されカペー朝が成立した。