●西陣織 にしじんおり
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京都西陣より織り出される高級絹織物の名称。西陣機業は京都宮廷織部司の伝統をひき,大舎人座として1215〜1221年ごろ以降発展の基礎を固め,大舎人町や大宮中心に発展調進した。応仁の乱で西軍の陣地となった西陣が座復活の中心となり,1513年(永正10)その独占権を獲得し足利将軍家の織物所となった。ことに日明貿易によって明の織布・白糸その他の技術を学び西陣を刺激した。その結果,中世末・近世初めには西陣は日本機業の中心となる。とくに高機を用いての金爛(きんらん)緞子(どんす)・斜子(ななこ)・絽(ろ)などのほか,五彩以上の糸をもって各種の文様を織り出す唐織錦や綴(つづれ)錦などのごとき高級織物生産地帯を形成した。ところが1730年(享保15)の失火や1788年(天明8)の大火によって打撃を受けたが,松平定信の保護で甦り文政年間に繁栄した。しかし天保以降衰える。その間,技術が桐生・足利そのほかへ流出し,明治以降はジャガード機を用い大量生産地ともなっている。