●西サモア にしサモア
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南緯13〜15度,西経168〜173度の南太平洋にあり,サバイイ・ウポルの二島とそのほか若干の諸小島から構成され,陸地面積は2,934平方kmである。ニュージランドを施政権者とする国連信託統治領であったが,1962年1月1日に独立した。1983年の推定人口は16万人で,そのうちの約90%はポリネシア民族に属するサモア人である。使用言語は,サモア語と英語である。政体は一種の立憲君主制で,最高位の酋長が終身の国家元首となっている。議会は,一院制で議員数は47名であるが,このうち45名は,酋長(matai)のタイトルを有する者約11,000名の中から選ばれ,他の2名は,純血でないサモア人およびサモア人の血統でない者の中から選出される。行政権は,内閣が行使するが,首相は議会から選出され元首が任命する。8人の閣僚は首相が指名する。西サモアの政治・社会上の特色は,酋長制度が今日なお大きな役割を果たしていることである。ふつうの酋長は,ほぼ100人の村民を支配しているが,ただこの酋長は一代限りのものであり,欠員が生じた場合は酋長会議がよりふさわしい人物を選び,酋長のタイトルを授与することになっている。主なる産業は,農業(バナナ・ココナッツ・ココア)と漁業であるが,最近は観光業にも力を注ぐようになった。