●西インド会社 にしインドがいしゃ
ヨーロッパ フランス共和国 AD
16世紀にイギリスが東インド会社を設立して貿易を独占,莫大な利益をあげたので,オランダがそれにならって東インド会社を,次いで西インド会社(1621〜1674)を設立して同じように利益を得た。それを見てフランスも東インド会社とともに西インド会社(1664〜1674)を設立した。オランダの西インド会社は,ウイレム=ユセリンクスを中心にして東インド会社の管轄地外の貿易を独占するものとして計画された。そして東インド会社同様にオランダ連邦議会の代行機関として活躍,キュラソーを中心にスペイン・ポルトガルの植民地との密貿易や海賊行為を行った。またブラジルでの経営やニューネーデルランドの開拓など植民地建設にあたった。しかし,ニューネーデルランドをイギリスにとられて活動範囲が狭まり,また植民地での原住民の反発もあって収入が減少して1674年破産した。一方フランスでは,ルイ14世時代にコルベールがイギリス・オランダの例にならって大きな利益を求めて東インド会社とともに西インド会社を設立した。アメリカにあるフランス領およびアフリカ西岸との貿易の独占権が与えられたが,予期したほど利益が得られず,またアメリカに十分黒人奴隷を供給できなかった。植民地では貿易の自由化を求める声が大きくなり,会社自体莫大な負債をかかえていたので,1674年コルベールは貿易を自由化し会社の活動は停止した。