●ニザール派 ニザールは
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イスラム=イスマーイール派の一派。暗殺教団の別称で知られる。イスマーイール派を国教としたファーティマ朝第8代カリフ,ムスタンシルは,後継イマームに長子ニザールを指名したが,1094年カリフの死後ニザールは廃され,弟ムスターリーがイマームに就任した。このためニザールは乱をおこしたが失敗し1096年に殺害された。イラン・シリアのイスマーイール派は新イマームを認めず,最初の指名であるニザールとその子孫を支持しファーティマ朝との関係を絶った。ニザール派を強力に組織・推進したのがイラン系ハサン=サッバーフ(1124没)で,エルブルズ山中のアラムート砦を本拠地として布教に努め,敵対者を暗殺手段で倒した。彼の後継者たちも時の為政者との対立を続けたが,アラムートにおける同派最後の指導者フールシャーは,1256年モンゴルのフラグの攻撃を受けて滅び,シリアにおける同派もマムルーク朝に攻撃されて崩壊した。