●ニコライ1世 ニコライいっせい
NIS諸国 ロシア連邦 AD1796 ロシア帝国
1796〜1855 ロシア皇帝(在位1825〜1855)。パーヴェル1世の三男。兄アレクサンドル1世が後嗣なくして没したため即位した。その際にデカブリストの乱がおこったがこれを鎮圧,秘密警察(第3部)を新設して自由主義を厳重に取り締まった。一方,スペランスキーを用い『ロシア帝国法典』の制定(1832),キセリョフによる農奴制の制限,カンクリンによる財政の整備,新紙幣発行(1839),保護関税政策を行い産業の振興をはかる。外交面では,ギリシア独立戦争に援助を与えバルカンに勢力を及ぼし,1833年トルコとウンキヤル=スケレッシ条約を結び,ダーダネルス海峡のロシア艦隊通行権を獲得,フランス七月革命・二月革命後には,ポーランド・ハンガリーの反乱を抑えたが,クリミア戦争(1853〜1856)中に病没した。彼の治政下,ロシア国民文学・音楽,1840年代にはスラヴォフィルと西欧主義の思想が勃興した。
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