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●ニコポリスの戦い ニコポリスのたたかい

アジア アジア AD1396 

 バルカン征服をめざすオスマン=トルコが,1396年にニコポリスで十字軍を破った戦い。コソヴォの戦い(1389)で勝利したオスマン帝国は,バルカンの諸民族に対する圧迫を強めた。そのため,ヨーロッパでは反オスマンの気運が高まり,ハンガリー王ジギスムントを中心として,ポーランド・ボヘミア・ワラキア・モルダヴィアの連合軍に西欧諸国の騎士団も加わって十字軍が結成された。約2万の十字軍は,ブダから出撃しドナウ川の要衝ニコポリスに布陣した。一方,ほぼ同数のオスマン軍を率いたのは,「雷王」と呼ばれた第4代スルタンのバヤズィト1世であった。戦闘が行われたのは9月25日で,数時間の激闘ののちオスマン軍が勝利を手にし,十字軍は1万人以上が捕虜となった。その結果,ビザンツ帝国に対するオスマン帝国の圧迫が増大した。また,イスラーム世界におけるオスマン朝の地位が向上し,アナトリア方面における領土の拡大が促進された。