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●南洋拓殖株式会社 なんようたくしょくかぶしきかいしゃ

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 日本のミクロネシア統治時代,パラオ諸島を中心に拓殖事業を行っていた国策会社。同社は1936年(昭和11)11月南洋拓殖株式会社に基づき,南洋庁アンガウル島・ファイス島の燐鉱採掘権と生産施設を現物出資し,南洋興発株式会社等の協力のもとに,資本金2,000万円をもってパラオ諸島コロール島に設立された。同社の事業目的は,委任統治地域における拓殖事業の経営と拓殖資金の供給であったが,具体的には,前者は主としてアンガウル・ファイス等4島の燐鉱採掘およびパラオ諸島等における農園の直接経営であり,後者は主として約5,000万円の債券発行を資金源とする農林業・水産業・鉱業・化学工業・電気事業・海運業等の企業に対する株式の引き受けと経営参加で,その対象企業は30社に及んでいた。これらの直営事業施策と傍系企業の施設は,太平洋戦争中それぞれ壊滅的被害を受けた上,戦後,同社は閉鎖機関に指定され,1956年(昭和31)4月清算の結了によって消滅した。