50音順    検 索

●南蛮貿易 なんばんぼうえき

アジア 日本 AD 

 16世紀半ばから鎖国のころまでに行われた,日本とポルトガルなどとの間の貿易。1543年(天文12)種子島へのポルトガル船の漂着,1549年イエズス会のフランシスコ=ザビエルの鹿児島への来航から,ポルトガル船の日本来航が増えはじめ,やがて定期的な来航となり貿易が発展していった。日本は,鉄砲・火薬・皮革類・砂糖などのほか中国産の生糸などをポルトガル船から輸入し,金・銀・硫黄・刀剣などを輸出した。ポルトガルは貿易とともにキリスト教布教をも目的としたので,1570年(元亀1)以降はキリシタン大名大村純忠の開いた長崎港へ来航するようになった。1587年(天正15)の秀吉のキリシタン禁令以降も貿易は継続された。ポルトガルは日本貿易を独占して巨利を得たのだが,その後スペイン・オランダ・イギリスの船なども来るようになった。日本側も南方へ向けて朱印船を出して貿易。しかし,徳川家康糸割符制(いとわっぷせい)などで貿易を制限するようになり,鎖国で南蛮貿易は途絶し,以後の日欧間の貿易はオランダが独占し,オランダ貿易と呼ばれる。