●南禅寺 なんぜんじ
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京都五山の別格上位の寺。京都市左京区南禅寺福地町にある臨済宗南禅寺派の総本山。山号は瑞竜山。1264年(文永1)に亀山天皇が東山に建てた新宮を,1291年(正応4)に寺にかえ,無関普門を開山に請じて禅林寺としたものである。1291年(正応4),2世規菴祖円が住持となり寺を整備し,正安年間,南禅寺と改称し,1307年(徳治2)に準五山となり,1334年(建武1)には五山の第1に躍進し,1386年(元中3・至徳3),京都五山・鎌倉五山の上の寺格に上がる。その後,室町時代には兵火のため衰亡したが,安土桃山時代より江戸時代にかけて以心崇伝らの努力で復興している。ここは,あるときは竜安山禅林禅師・瑞竜山太平興国南禅寺といわれている。禅宗寺院としては最初の寺格をほこったから,ここに名僧善知識が多く住持し,黄金時代を形成した。しかし1393年(明徳4)の大火と1447年(文安4)の大火,1467年(応仁1)の大火によって全山烏有に帰してしまい衰えた。それでも秀吉以来,寺領800余石,現在でも塔頭(たっちゅう)11・末寺500余りもある。