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●南宗画 なんしゅうが

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 北宋期,画院とかかわりのない文人雅士が,自由で奔放な画風を好んで山水の自然を水墨で詩情豊かに描いたいわゆる文人画の流れをひく画派。明代中期、沈周文徴明のころ盛んになり,明末の董其昌によって大成された。当初,様式はさまざまであったが,元末のころ,一定の様式ができあがった。細いやわらかな描線を何度も重ねたり,雨のような斑点を用いたりする描法に特徴がある。南宗画とは,禅の南宗に比したもので,その祖を王維としているのも,禅の南北が唐代に分かれたことになぞらえたらしいが,自派の優位を系統づけるために,莫是竜(明末の文人画家)が説いたものである。なお清代も南宗画が主流であり,宮廷の画院までこれを採用するようになったが,一方形式化も同時にまぬがれなかった。略して南画ともいう。

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