●縄張り なわばり
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家屋などを建てる際に,実際の位置を敷地内に示すため,図面どうりに縄やひもを張りめぐらすこと。または,縄を張ることによって境界を定め,ある区域を示すこと。正月に行われる道切り行事では,神仏の札などとともに村落の入口や境に道をまたいで縄や注連縄,綱が張り渡される。縄を張ることによって村落の内と外を区別し,注連縄や札の呪力によって疫病など悪霊の侵入を防ぎ村内の安全を祈る。同様に,ある者の勢力範囲や専門の領域を示すことも縄張りという。とくに博徒・やくざ・暴力団などは親分子分組織による集団をなし,それぞれが自己の勢力圏をもつ。これを「縄張り」とか「島」と称し,そのなかへは他集団の侵入を許さない。香具師(やし)仲間も親分の勢力の及ぶ範囲を「庭場」というが,やくざのように明確な領域をもつのではなく,ときには一区域に複数の集団が組んで入ることがある。