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●ナフダ

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 アラビア語で「おきあがること」「再生」「覚醒」を意味する。19世紀以後における近代アラブの新しい時代的諸相を,一般にナフダとも呼ぶ。オスマン帝国の支配下にあって,自立性を高めつつあったレバノンにおける,アラブ文芸復興から始まった。そして,ムハンマド=アリー治下のヨーロッパ留学生,レバノンのキリスト教徒知識人らの活動によって,その運動はさらに発展した。そこにはパン=イスラーム主義,アラブ=イスラーム主義,アラブ民族主義など多彩な展開がみられた。このようなアラブの覚醒のなかで,アラビア語の公用語化が主張されたり,カイロやベイルートなどを中心に啓蒙的出版事業などが活発に行われた。それはイスラーム世界の沈滞に対して,アラブの復興・再生を強く表明するものであった。なお1973年の10月戦争は,第2のナフダともいわれている。