50音順    検 索

●名主(町名主) なぬし

アジア 日本 AD 

 町名主は江戸の町役人のなかの一つで,各町の長として支配町内の公務にあたった。江戸町奉行の支配下に属して町方の民政に当たった町役人には,町年寄,名主,月行事,書役などがあったが,各町ごとに置かれた名主は,その町の旧家の有力者が任命され,村々の名主(庄屋)に相当する役目をもった。つまり町年寄の指揮を受け,五人組を監督し,町内自治の中心となったのである。宗門,人別を取り扱い,町奉行所と連絡して防犯にあたったのである。江戸の町名主にあたるものが,大坂では町年寄,町代,京都では見坐,町代であった。それぞれ一定の手当ては受けていた。江戸の町名主は1791年(寛政3)当時,全部で262人いたという。名主のいない町は月行事が仕事を代行した。