50音順    検 索

●謎 なぞ

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 言語伝承の一種で,言語遊戯として行われるもの。一方で「何ぞ」とか「何ぞ何ぞ」とか問いかけて,他方でその問に答えるので,「なぞ」とか「なぞなぞ」とか呼ばれるのである。古来の文献に現れるなぞは,和歌,連歌,俳諧,雑俳などと結びついて,歌人,連歌師,俳諧師,戯作者などに好まれたものである。長い年月にわたって,著しい変遷を遂げているが,とくに江戸中期になって,これまでの2段形式のほかに,新しい3段形式がおこってきた。今日でも,それらの2種の形式が,民間のなぞに伝えられている。この3段形式のなぞは,「葬式と掛けて何と解く,鶯と解く,心はなきなき埋め(梅)にゆく」などというように,問と答えとのつながりについて,何か説明の文句をつけたもので,たいがいしゃれや地口でまとめられて,しばしば専門の芸人にも取りあげられている。それに対して,2段形式のなぞは,「一つ目小僧に足一本,縫針」「白馬の骨なし,豆腐」などというように,なんらかの事物を描写するものを中心に,一層素朴な味わいをとどめており,おおむね児童によって受け継がれてきた。