●ナスカ
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南アメリカ,ペルー南海岸のナスカ川・イカ川流域において,100〜800年ごろまで栄えた古代文化。主としてその彩文土器や織物によって世界的に有名である。その技法的繊細さ,モチーフの象徴的表現の豊かさを特長としている。トウガラシ,リママメ,トウモロコシなどの植物,ジャガー,鹿,リャマ,魚,イルカなどの動物,男女の衣装が具象的に描かれているものもあり,当時の人々の生活をうかがい知ることができる。これらのことから,狩猟・漁労もまったく無視することはできないが,かなりの程度で農耕に依存していたようである。また,ナスカ川支流,パンパ川沿岸の台地に巨大な動物などの地上絵をつくったことで有名である。これらの複雑な文様の背後に農耕と関係あるなんらかの形の儀礼が存在していたのではないかという説がある。600〜700年に高原のワリ文化の影響下に入り,吸収された。